2007-12-21から1日間の記事一覧
酷たらしい現場から今に 『沖縄ノート』六十九ページ十行目から七十ページ五行目までには、次のように記されています。《 慶良間列島においておこなわれた、七百人を数える老幼者の集団自決は、上地一史著『沖縄戦史』の端的にかたるところによれば、生き延…
「集団自決」通し自己批判 『沖縄ノート』全体の趣旨はどういうものか? 《 日本人とはなにか、このような日本人ではないところの日本人へと自分をかえることはできないか 》 という、この本で幾度も繰り返されているフレーズは、その全体の趣旨において、ど…
再度の「国家犯罪」を危ぐ さて、その『沖縄ノート』??章から、私は批判を書いていますが(二百八―二百九ページ)、まず、その二百八ページ十行目にある、自分が慶良間列島の関係者をたずねて直接にインタヴィユーをしていないことについて、一言述べておき…
「鉄の暴風」根拠に執筆 私は一九六五年(昭和四十年)文藝春秋新社の主催による講演会で、二人の小説家とともに、沖縄本島、石垣島に旅行しました。この旅行に先立って沖縄について学習しましたが、自分の沖縄についての知識、認識が浅薄であることをしみじ…
2007.11.9大阪地裁証人尋問に先立って提出された大江健三郎氏の陳述書。本論部分の詳報が沖縄タイムスから公開されました。 http://www.okinawatimes.co.jp/spe/syudanjiketsu.html#tokusyu 大江健三郎氏の著作「沖縄ノート」などの記述をめぐり、旧日本軍の…